住宅の改修工事とは
住宅改修とは、現在生活している住宅への不都合を改修し、利用者が生活しやすいように住環境を整えることです。
例えば、建物内にバリアフリー機能を付加する、断熱塗料を採用して建物の断熱性を向上させるなど、既存建物に新たな機能を追加し、付加価値も高めるような工事です。
住宅改修工事のメリット
①建物の安全性が高まる
建物は時間の経過とともに老朽化が進みます。
この老朽化は、目に見える部分はもちろんのこと、外からは見えない部分でも起こります。
建物の改修工事をすることで、新築時以上の耐久性を持った建物となり、住居者が安心して暮らせる住まいへと生まれ変わります。
地震などの災害時に、老朽化が原因で崩壊してしまう建物も珍しくありません。
マンションや高層ビルなどの改修工事は数十年に一度のペースで行われます。
住居者の安心へ繋がれば、その建物に長く住み続けてくれるため空き部屋になってしまうこともないでしょう。
②建物の利便性も向上する
新築の時には最新の建物だとしても、長い年月が経過してくると、古い建物へと移り変わっていきます。
そこで改修工事をすると、住居者にとっての利便性が向上します。
改修工事といっても様々で、外観や内装を工事するだけではありません。
建物の機能性や利便性を向上させる工事も改修工事です。
建物内にスロープや手すりといったバリアフリー機能を備え付けることや、階数が多い建物で階段しかなかったためエレベーターを増設するなどの利便性を向上させる改修工事は住居者にとっても嬉しいですよね。
③建物の資産価値を維持またはアップさせられる
建物の資産価値というのは、建物が建てられてから約20年でほとんどなくなってしまいます。
資産価値がないということは、建物を売却しようと考えてもお金になりません。
しかし、建物の改修工事を行うと、新築当時以上の状態に回復させ、さらに機能性や利便性が高まっています。
そのため、建物の資産価値は元の状態に戻っている、もしくは新築当初よりも高い資産価値になる可能性もあるでしょう。
④入居者が募集しやすくなる
マンションなどの集合住宅の場合、古い建物よりも改修工事されて新しく綺麗になっている建物に住みたいと考える方も多いでしょう。
特に若い世代は、マンションの外観などを気にする場合があります。
空き部屋を作らずに、どんどん入居してもらいたいという方は、改修工事はかかせません。